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頭蓋のなかに銀河

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突然ですが

はてなダイアリーにお引越ししまーす。

http://d.hatena.ne.jp/highzya/
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by high-zyanose | 2009-07-21 10:57

「仮面ライダーなめとったらどついたるぞ」

メタフィクション系の物語に強く惹かれるタイプの人には、来週からでも全然間に合うので、是非とも今放送している『仮面ライダーディケイド』を早起きして観てほしい。

平成ライダーの世界を全て回り終えた『ディケイド』は、今まさに暴走状態である。今週はシンケンジャーとの共闘を果たし、来週からは、なんと昭和ライダーの世界に赴き、映画版では全ライダー(マニア垂涎のあの『真仮面ライダー』含む)が登場するという。

少なくとも僕は『グレンラガン』の後半とか、『ヱヴァ破』のあのクライマックスに感じた以上の興奮・ドキドキを、ネガ世界編や今日放送分のディケイドに感じた。あんなに視聴者に対して挑発的かつサービス精神旺盛な『仮面ライダー』が放送される日を誰が想像し得ただろうか。おそらく鳴滝がディケイドについて度々言及する「ディケイドは世界を破壊する」という台詞も、今まで仮面ライダーを観ていた人たちが構築してきた「僕たちの仮面ライダー」という共同幻想を「破壊」しているという意味では、あながち間違いではないのかもしれない。

「我々はどこから来たのか、何者なのか、そしてどこへ行くのか?」そういう原初的な問いかけに真っ向から答えを提示しようともがき苦しむ主人公の苦悩は、石森章太郎が思い描いた、あのグロテスクなバッタ人間としての仮面ライダーが思ったそれとどこかで被るものがあるように感じた。
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by high-zyanose | 2009-07-19 17:00 | 人生

最近よく聴くCD

①The Fireman『Electric Arguments 』
②GANG OF FOUR『Entertainment!』
③group_inou『ESCORT』
④INU『メシ喰うな』
⑤XTC『Oranges & Lemons』
⑥100s『世界のフラワーロード』

①はポール・マッカートニーとキリングジョークのユースのユニット。つってもポールのソロの度合いが強い。全然才能枯れてない。むしろ新しい。② はアンディ・ギルのジャカジャカギターに尽きる。③はHIP-HOP界の異端のミニアルバム。加瀬亮みたいなルックスのMCが下ネタ満載のリリックをまくしたてる。④は言わずもがなの町田町蔵のバンド。今更ながら聴いて衝撃を受けた。黒猫チェルシーってこれの系譜だよなぁ。⑤は中古で買って聴いた。カジヒデキが丸々パクった曲あり。⑥は前の記事で散々触れたが、『世界の私から』は何度聴いても飽きない。
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by high-zyanose | 2009-07-14 01:53 | 人生

テレビっ子クソたわけ

初めて読んで泣いた本:『燃えよ剣』
初めて観て泣いたドラマ:『新選組!』
初めて観て泣いた映画:『壬生義士伝』

京都に行って八木邸の刀跡をずっと眺めていたい…。

『新選組!』の香取慎吾はまさに神憑っていたけど、こち亀の香取は…別にここでどうこう言ってもせんないか。まだ始まってもないし。
MR.BRAINのあの余白を残した感じの終わり方は好きですよ。個人的にはもっと山崎樹範をいじってほしかったけど。というかその前の時間にやってたキズナ食堂の一発屋芸人海の家の方が衝撃的だったっていうか。小梅太夫のダメ男っぷりが生々しくて見ていて辛かった。

仮面ライダーディケイド。「戦隊もの」の世界に仮面ライダーが乱入するという、かなり衝撃的な回。脚本が小林靖子だから、ライダー寄りにも戦隊寄りにもならず、なんとも奇妙な味わい。仮面ライダーと戦隊ものは、明らかにシリアスさの度合いが違うから、そこら辺のジレンマを来週どうやって埋めるのか。楽しみ。

スティーブン・ミルハウザーの『イン・ザ・ペニー・アーケード』、まだ序盤だけど面白い。やっぱり僕は柴田元幸の文章が大好きみたいだ。
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by high-zyanose | 2009-07-12 14:11 | 人生

中村一義の帰還

100sの三枚目のアルバム『世界のフラワーロード』を聴く。

傑作。捨て曲一切なし。感動した。最高。泣いた。

いくら幼稚な言葉を尽くしてもこの名状し難い感慨を上手く言い表すことは出来ない。
悔しい。

代わりと言ってはなんだが、以下にこれまでの中村一義、100sを振り返って僕なりに彼らとそのファンをめぐる試論を書いてみた。全ては僕の推測の域を出ないので、どうかあんまり目くじら立てずに読んでください。僕は中村一義、100sのみんなを心から敬愛しています。

そもそも中村一義という人は、パーソナルな情報をファンに向けて躊躇なく開示し、またそういうオープンな一種の「小ネタ」化した自分の日常を曲に反映できる稀有な日本のミュージシャンだと僕は思っている。
具体的には、彼の生い立ちや家族、友達、結婚などについて。特に初期ソロ時代においては、自分の部屋兼録音スタジオを「状況が裂いた部屋」と名づけて歌詞のなかに登場させたり、ファンクラブの広報や雑誌などのメディアに家族やペット、生まれ故郷である江戸川を紹介するなど、徹底したプライベートの(こういうと悪く聞こえてしまうかもしれないが)切り売りをしている。ファンとしては、
「そんなことまで教えてくれちゃって大丈夫なの?」
と心配になるほどだが(身内の不幸まで律儀に公式サイトで発表するのだから)、しかし、これはもうすでに中村一義の計算のうちらしく、その一見音楽となんの関係もないように思える情報が、結果的に中村の音楽の土台になっているという奇妙な構造が出来ている。彼自身は作詞について「日記のような感覚で」書いているとのことだが、僕は中村一義という音楽家は、狙って自身の曲や詞のなかに「開示したプライベート」を織り込み、それを音楽自体の魅力増幅装置に昇華させてしまえる才能を持っていると考えている。
だからソロ時代の中村の曲は非常にパーソナルなものでありながら、リスナー一人一人の人生の物語にも共振し、結果的に多くのファンを生むことになったのではないかと邪推する。

で、バンド結成以降=100s名義に突入した中村の音楽からいくらかのファンが離れていった原因だが、これも僕の勝手な推測に過ぎないが、中村一義という一人の青年の物語が、バンドサウンドに移行することで「混濁」し、純粋な中村一義の物語を求めたファンのなかで拒否反応が出たことが挙げられるのではないだろうか。
つまり、中村一義が好きだった人は、中村以外の人間が彼の音楽に深く干渉することに極端な嫌悪を示し、結果「100s」というバンドの新しい物語には食指が動かなかったということだ。

では、今回の『世界のフラワーロード』がタイトルにある「中村一義の帰還」たる所以とは。
つまりは中村一義以外の100sメンバーが『OZ』『ALL!!!!!!』期に比べて一歩退いたカタチになったことが功を奏したのではあるまいか。単純に他のメンバーが中村のバックバンド化したという話ではなく、つまりは中村を前線に立たせて、彼らは援護射撃に徹した、という意味である。
アルバム中には池田貴史や小野眞一が書いた曲もあるから、曲作りに関しても決して中村一人で行ったわけではない(100s寺子屋SPより)。
だが、今回のテーマが中村の「原風景」であるということが示しているように、あくまでもアルバムの主役は中村一義なのだ。結果、自然と中村らしさ=ソロ初期に通じる中村のプライマルな音楽性が発揮され、中村一義のソロ作品的な度合いが強くなった。
僕は決して今までの100sのアルバムを否定しているわけではない。むしろ今までの作品があったからこそ、今回の『世界のフラワーロード』があるわけで、『OZ』も『ALL!!!!!!』も単なる通過点以上の佳作であることは間違いないのだ。
しかし、今回の『世界のフラワーロード』が100sというバンド体制を100%生かしきっているという点で、最高傑作である、と僕は考える。今後、100sがどういった活動方針を打ち出していくのかは予断を許さない状況だが、バンドとして更なる飛躍を遂げるにしろ、またソロへと戻って中村一義の物語を深化させていくにしろ、この『世界のフラワーロード』というアルバムは、これ以上ない門出の作品になったのではないか、と僕は思っている。
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by high-zyanose | 2009-07-09 01:13 | 人生

サウンドラッグ

最近、駅前のCDショップでは「FACT」なる能面を被ったロックバンドの曲がやたらと垂れ流しになっていて、どうやら「アメリカから逆輸入されたジャパニーズロック」という謳い文句で耳の早いリスナーたちの間ではそこそこの評判らしく、実際、売れてもいるらしい。

が、彼らを評してヤフーなんかがやたらとのたまっている「サウンドラッグ」なる言葉にどうにも過敏に反応してしまう僕なのである。
つまり「クスリみたいに中毒性のあるサウンド」ってことでしょ?でもそういうのってそもそも初期のピンクフロイドみたいなサイケデリックロックにこそ相応しい言葉なんじゃない?
なんていうか、FACTの曲を聴いていて感じる高揚感みたいなものをクスリのそれみたいに錯覚する人っていないと思うんだよね。もっとこう、聴いていて幻覚をみてしまいそうになるような、真夏に窓も開けずに「星空のドライブ」を部屋で一人聴いてるときのあの悶々とした感覚こそ、僕にとっては擬似ドラッグ体験であるように思えるんだよね。

いや、実際そんな危ない薬なんて箱入り息子の僕が手を出すわけがないし、毎日抗鬱薬は飲んでるけど、全然そんな微量の薬で「トリップ!」とかするわけがないんだけど、とにかくあの五感全てに訴えかけるような、いやもしかしたら眠っている第六感すら呼び覚ますような体験は、僕の場合シド・バレット在籍時のピンク・フロイドと、中村弘二がカヴァーしたビートルズの『トゥモローネヴァーノウズ』を聴いたときくらいしか訪れなかった。
FACTの威勢の良いメロコアサウンドを聴いて「最高にハイ!ってやつだ!」とか言ってる輩がいたら、僕はシド・バレットのソロアルバムを聴かせてやりたい。だってFACTのやってる音楽はすごく健全で大衆的な、およそドラッグとは対極にあるようなサウンドだと思うから。
モノホンの「サウンドラッグ」は、それこそ聴いている人の精神状態をひどく不安定にさせるような類の音だ。麻薬で得られる快感やら幸福感ってのは、結局そういう破滅的で荒涼としたものと紙一重なんだよ、多分。
まぁ僕は薬ってものに対しては基本的に懐疑的だし、自慢気にドラッグカルチャーの洗礼を自慢するおっさんたちなんて全員死ねばいいのにって思いますけど。
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by high-zyanose | 2009-07-08 02:27 | 人生

イケてるおじさん

井上陽水/傘がない

カッコよすぎる。この歌をこの時代に、さらにロックフェスという場で唄った井上陽水はやはりすごいと思う。

Paul McCartney / My Brave Face

この映像はちょい昔になると思うけど、ポールもかなりイケてるおじさんだと思う。エルヴィス・コステロとかナイジェル・ゴッドリッチとか、その時代のパイオニアを常に自分の所へ引き込んでこれるカリスマ性に憧れる。今はMGMTと一緒にやりたいとか言ってるんでしょ。すごいよなぁ。

The Fall/15 Ways

フォールのマーク・E・スミスとかもかっこいいよなぁ。皺くちゃだけどやってる音楽は常に実験的で新しいっていう。イケてます。

鈴木慶一 feat.曽我部恵一/おー、阿呆船よ、何処へ

もちろん日本にだっていますよ、生粋のアヴァンギャルドオヤジは。

以上、午前5時、社会のゴミ・青二才・踊る赤ちゃん人間ことチアノーゼがお送り致しました(敬礼)。
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by high-zyanose | 2009-07-03 05:14 | 人生

恥ずかしい自作小説の冒頭

あの頃、僕はひたすら世界の悪意と闘い、疲弊しきっていた。悪意はこの世の金属という金属をすべて集めても足りないくらいのすさまじい重圧で以って僕を圧死させることに夢中だった。そう、たしかに夢中であるように感じられたのだ。しかしそれは、なんて傲慢なアイデンティティの氾濫だったか。
世界の中心には誰も立っていない。世界の中心にはただ一本の木が生えている。その枝葉は穏やかな風に揺れ、やがて赤い実をつける。人の祖先はその実を齧り、神の怒りに触れて楽園から追放されたという。しかし、そんな作り話を本気で信じる人間なんて、もうとっくのとうにこの世から死滅しているはずなのだ。
僕はいまだ地球という名の楽園に幅をきかせていることも忘れ、悲劇のヒーローを気取っていた愚かな三文役者だった。そのことに気づいたとき、すでに僕は多くの大切なモノを失っていた。それと引き換えに学んだことが、果たしてこれからの人生を生き抜くにあたって有用であるかどうかは、どうにも胡散臭く、頼りない気がしてならない。

願わくば、彗星が僕をこの星から削り取ってくれることを!


これ、書いてたときの記憶がほとんど無いんだけど、酷いな。いったいここからどんなストーリーが展開していくのか微塵も検討がつかない。ちなみにタイトルは『あいはうく』だそうです。なんのこっちゃ。
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by high-zyanose | 2009-07-02 03:56 | 人生

U.F.O.の軌道に乗って あなたと逃避行

大学に行けてないです。

僕は自分に甘えすぎだけど、甘えないと、妥協しないと、生きてゆけない生き物です。肉食獣から逃げ回るシマウマの生活にはもうホトホト疲れました。社会のごみですが、彼奴らが自分を正当化するための必要悪が僕という存在なのかもしれません。あの、誰かが書いた「唖の羊」という小説に出てくる主人公、あれは僕です。僕そのものです。

文学が、音楽が、アニメが、映画が、僕を守ってくれます。猛獣に囲まれたとき、上から網のようなもので僕を掬ってくれると言えばわかり易いかもしれませんね。
知らない国に思いを馳せて、いつかはあの地に立ってやろうと大学に入りはしましたが、最近、本当にかの地が僕の目指す桃源郷なのか、わからなくなりました。だから大学に行けていません。
甘えて、誰かに迷惑をかけて、辛うじて生きている僕の存在価値は一体如何ほどのものなのでしょうか。多分虫けらと大差無いんじゃないかな。そんなふうに考えてしまうこと、それもまた広義の甘えなのかもしれません。もうわけがわからないなー。

こんなはずじゃなかったのに、このまま僕は何も出来ない穀潰しに成り下がってしまうのでしょうか?
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by high-zyanose | 2009-07-01 12:30 | 人生