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頭蓋のなかに銀河

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恥ずかしい自作小説の冒頭

あの頃、僕はひたすら世界の悪意と闘い、疲弊しきっていた。悪意はこの世の金属という金属をすべて集めても足りないくらいのすさまじい重圧で以って僕を圧死させることに夢中だった。そう、たしかに夢中であるように感じられたのだ。しかしそれは、なんて傲慢なアイデンティティの氾濫だったか。
世界の中心には誰も立っていない。世界の中心にはただ一本の木が生えている。その枝葉は穏やかな風に揺れ、やがて赤い実をつける。人の祖先はその実を齧り、神の怒りに触れて楽園から追放されたという。しかし、そんな作り話を本気で信じる人間なんて、もうとっくのとうにこの世から死滅しているはずなのだ。
僕はいまだ地球という名の楽園に幅をきかせていることも忘れ、悲劇のヒーローを気取っていた愚かな三文役者だった。そのことに気づいたとき、すでに僕は多くの大切なモノを失っていた。それと引き換えに学んだことが、果たしてこれからの人生を生き抜くにあたって有用であるかどうかは、どうにも胡散臭く、頼りない気がしてならない。

願わくば、彗星が僕をこの星から削り取ってくれることを!


これ、書いてたときの記憶がほとんど無いんだけど、酷いな。いったいここからどんなストーリーが展開していくのか微塵も検討がつかない。ちなみにタイトルは『あいはうく』だそうです。なんのこっちゃ。
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by high-zyanose | 2009-07-02 03:56 | 人生
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